インターネットがここ数年でめざましい発展を遂げ,我々の生活にも広く,かつ,深く浸透してきています.あまりにも急激に利用されるようになってきたため,まだ作法が必ずしも十分に確立されておらず,利用の際に戸惑うことも多いかと思います.一方で,ポルノの発信等ネットワーク上での違法行為が社 会的問題とされており,法的規制も検討されつつあります.そこで,皆様がネットワークを日常の業務や,教育,研究,学習,自己啓発等に活用される時に参考となり,豊橋技術科学大学の利益と発展,ひいては,ネットワーク社会の健全な進歩に寄与できるよう,この「ネットワーク利用の心得」をまとめました.
ネットワークでは手軽に情報発信可能であるだけにその使用に際しては細心の注意が必要です.但し,あまり難しく考える必要はありません.要は,ネットワーク上でも,一般社会での法律,道徳,良識に従って振舞えば良いのです.一般社会において受け入れられない行為は決してネットワーク上でもしてはなりません.また,たとえ違法ではなくても,豊橋技術科学大学(tut.ac.jp)の品位を傷つけるようなネットワーク利用はしてはなりません.
次に,メール,ニュース,メーリングリスト,WWWのホームページ作成について,個別的注意を述べます.
個人宛のメールを出す時は丁度手紙を出す時の倫理に従えば間違いありません. なお,必ず差出人を明記し,匿名等,発信者が特定できないメールは出してはなりません.現状では,見ぶり,声色等を含めた通信がほとんど用いられておらず,メールによる議論では十分に意思が伝わらないことも多いので,誤解を招かないよう十分表現に注意して下さい.
ニュースに投稿するときには,新聞の投書欄への投稿と同じで,不特定多数の人が見る可能性があることを念頭に置いて下さい.また,それぞれのニュースグループの慣習に従って下さい.なお,匿名等,発信者が特定できないニュー スを投稿してはなりません.
メーリングリストにメールを出す時も,特定ですが,多数の人が見る可能性があるので,ニュース投稿やWWWのホームページ作成に準じて下さい.また,それぞれのメーリングリストの慣習に従って下さい.なお,匿名等,発信者が特定できないメールを投稿してはなりません.
ホームページの作成に際しては,作成者,作成日(または改訂日)を明記し,作成者が内容について全責任を持ち,特に,著作権等,知的財産権について十分に配慮して下さい.また,マスメディアによる広告と同じで,不特定多数の人が見る可能性があることを念頭に置いて下さい.違法な,もしくは,公序良俗に反する情報発信を行なっているサイトへのリンクを張らないで下さい.また,セキュリティに十分配慮し,情報公開可能範囲(研究室内,学内,学外等)の設定に注意して下さい.
インターネット利用のマナーに関するホームページとして,たとえば,以下のものがありますので,御参照下さい.