生命科学

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生命科学

授業科目名 生命科学
科目名(フリガナ) セイメイカガク
単位数 1単位
開講時期 前期
担当教官 環境・生命工学系 浴 俊彦
主担当者(カナ) エキ トシヒコ
授業時間 指定なし
遠隔教育形態 非同期WBL型(ビデオ講義)

授業目的及び達成目標

授業目標

地球環境は生命と地球の共進化の歴史の中で形成され、現在の生物多様性の構築と人類の繁栄に至っている。しかしながら、人間の科学技術の行使と生産活動が地球環境問題を引き起こしている現在、理工系学生の必須知識として生命史を踏まえた生命科学を学ぶ必要がある。
本授業では、高専、高校で生物学および関連教科を体系的に学んでいない理工系学生に、生命と技術のインターフェースのあり方を考えさせる目的で生命科学の基本的知識を説明し、領域横断的な発想と最新の探査について講義する。また、講義を通じて、工学分野において生命を学ぶ意義を理解し、幅広い人間性と柔軟な考え方を養う。

達成目標

生命の生い立ちと進化、生命を構成する基本分子、基本的な化学反応、基本的な法則を理解し、自然と人間のインターフェースを考慮した将来の技術開発の基本となる知識を身につけること。工学分野において生命を学ぶ意義を理解すること。

授業キーワード

DNA,RNA,タンパク質,水素結合,ATP,複製・転写・翻訳,誘導,受容体,遺伝子組換え,進化,生物多様性

授業項目

  • 複数の教員が以下の内容・順序で講義を行う。
  • 1週目 イントロダクション(平石 明)
  • 2週目 生命の基本構造(梅影 創)
    水が生命を生んだ/不安定なタンパク質、安定なDNA/エネルギーを作る分子たち
  • 3週目 生体エネルギーと代謝(梅影 創)
    酵素は生物触媒である/生体内の化学反応は電子の授受で行われる/エネルギー分子ATP/光合成と呼吸
  • 4週目 分子からみた遺伝情報〜生物の設計図〜(浴 俊彦)
    DNA〜遺伝情報をコードする分子〜/複製〜遺伝情報をコピーするしくみ〜/転写〜遺伝情報を読み出すしくみ〜/翻訳〜遺伝情報を使うしくみ〜/DNA修復と突然変異〜遺伝情報の維持と変化〜
  • 5週目 分子からみた発生〜生物の体ができあがるまで〜(浴 俊彦)
    細胞と組織(1)〜動物の体は細胞からできている〜/細胞と組織(2)〜細胞の増殖、分化、相互作用と死〜/生殖のしくみ〜遺伝情報は両親からやってくる〜/動物の体づくり(1)〜組織は誘導によって作られる〜/動物の体づくり(2)〜動物の体は繰り返し構造から作られる〜
  • 6週目 分子からみた情報伝達(吉田祥子)
    神経細胞は「生体電池」である/化学物質が情報を伝える/情報を受け取る分子/生き物にもDRAMとROMがある/情報伝達は「かたち」と「時間」で決まる
  • 7週目 生命工学(田中照通)
    クローニングベクター/ゲノムライブラリー/PCRの発展と応用/トランスジェニック生物と遺伝子治療/ES細胞からiPS細胞へ
  • 8週目 生物の進化(平石 明)
    生命の起源/生体分子開発の歴史/生命と地球の共進化/キメラ生物の誕生/製造中止になった生物たちとヒトの誕生

成績評価方法と評価基準

評価法

出席と講義中またはWebで提出する演習・レポート課題100%として成績評価する。

評価基準

原則的にすべての講義に出席した者につき,下記の基準により成績を評価する.

  • S:達成目標をすべて達成しており,かつ課題と期末レポートの合計点(100点満点)が90点以上
  • A:達成目標を80%達成しており,かつ課題と期末レポートの合計点(100点満点)が80点以上
  • B:達成目標を65%達成しており,かつ課題と期末レポートの合計点(100点満点)が70点以上
  • C:達成目標を半分以上達成しており,かつ課題と期末レポートの合計点(100点満点)が60点以上

教科書

タイトル:理工系学生のための生命科学・環境科学
編者名 :榊佳之,平石明
出版社 :東京化学同人

教科書を使用すると同時に適宜資料を配布する.

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